「タイラバのリール、カウンター付きがいいのは分かったけど、結局どれを買えばいいの?」。この質問を数多く聞いてきました。情報が多すぎて決められない、という方は本当に多いです。

カウンターなしのリールでタイラバをやると、「だいたい20mくらい巻いた気がする」という曖昧な記憶頼みになり、釣れたパターンを再現できません。これが釣れる人との差になります。

タイラバでのポイントは着底がわかりやすい事!だからこそ「カウンター付き」は必須。あとは「フォールレバーの有無」と「予算」でリールを絞っていきます。この記事では、厳選した3台を予算別に忖度なくレビューします。読み終えれば自分に最適な1台が即決でき、次の釣行から数字で再現できる釣りに変わります。

この記事でわかること
  • 迷ったらエントリー『ダイワ 紅牙X IC』(実売1.1〜1.2万円・ICカウンター+ダブルハンドル)
  • 底取り精度を上げたいなら本命『シマノ 炎月CT 150HG』(フォールレバー+LEDカウンター・実売2.2〜2.5万円)
  • 巻き心地に妥協しないならハイエンド『シマノ オシアコンクエストCT 200PG』(ジギング兼用可・実売5.4〜5.5万円)
  • 選び方3軸=①カウンター付きは必須 ②フォールレバーで底取りが変わる ③HG/PGは伊勢湾ではどちらでもOK

✅ 結論:タイラバリールは「カウンター付き」が絶対条件。迷ったら紅牙X IC、底取り重視なら炎月CT。

結論:伊勢湾タイラバリールはこの3台(決定表)

オシアコンクエスト200を持って船に乗船している写真

迷ったら、下の表のとおり予算で選べば失敗しません。3台すべてカウンター付きです。

予算モデルフォールレバー価格(実売)こんな人に
エントリーダイワ 紅牙X IC約1.1〜1.2万円まず1台試したい・コスパ重視
ミドル(本命)シマノ 炎月CT 150HG約2.2〜2.5万円フォールレバーで底取り精度UP
ハイエンドシマノ オシアコンクエストCT 200PG約5.4〜5.5万円巻き心地に妥協しない・ジギング兼用

タイラバが初めてなら紅牙X IC一択です。底取りの精度を上げたいなら炎月CT、予算5万円出せて巻き心地を求めるならオシアコンクエストCTです。3台とも詳細は後半で掘り下げます。まずはカウンター付き以外を検討しない、という前提だけ持ってください。

タイラバリール選びの3つの軸

ベイトリールが船上でロッドキーパーに刺さっている写真

リール選びで見るべきは「カウンター・フォールレバー・ギア比」の3つです。この順で重要度が高いと覚えてください。順番を逆にして巻き心地から選ぶと、再現性で遠回りします。

軸①:カウンター付きは必須

タイラバは水深の把握がすべての起点です。次の3つができるかどうかが釣果を分けます。

  • 着底 → ヘッドが何mで底に着いたか
  • 巻き上げ → 底から何m巻いたところで食ったか
  • 再現 → 同じレンジを繰り返し通す

カウンターがなければ3つすべてが感覚頼みになります。カウンター付きなら数字で再現できます。特に初心者にとって、カウンターの有無は釣果の差に直結します。

軸②:フォールレバーがあると底取りが変わる

フォールレバーは、スプールのフリー回転を指先ひとつで制御する機構です。

機能フォールレバーなしフォールレバーあり
フォール速度スプールフリー(制御しにくい)レバーで段階的に調整可能
着底感知ラインのフケで判断(経験が必要)フォール速度が一定→着底が明確
底取り精度★★★☆☆★★★★★

底取りテクニックの詳細は【2026年最新】タイラバ 底取りのコツ|伊勢湾15年経験者が完全解説の記事で解説していますが、フォールレバー付きリールなら底取り難易度が大きく下がります。底取りに不安がある段階ほど、この機能の恩恵は大きくなります。

軸③:HGとPG、タイラバではどちらが正解?

【2026年伊勢湾】タイラバの釣り方を完全解説! <初心者向け>道具選びから真鯛の熟成までではHG(ハイギア)を推奨しましたが、タイラバにおけるギア比選びはもう少し奥が深いです。

ギア比特徴タイラバでのメリットデメリット
PG(5前後)1回転あたりの巻き取り量が少ない等速巻きが安定しやすい・巻き重りが少ない回収が遅い
HG(7前後)1回転あたりの巻き取り量が多い回収が速い・手返しが良い等速巻きの速度調整がシビア

結論は「伊勢湾の水深30〜80mならどちらでもOK」です。PGは等速巻きが安定しやすく初心者向け、HGは一回の巻取りが長いためハンドルの巻スピードに注意。どちらが良いかは好みで選んで問題ありません。

スペック比較:30秒で判断

タイラバで釣ったマダイの写真

3台を横並びにすると、価格・カウンター・フォールレバーで性格がはっきり分かれます。コスパなら紅牙X IC、底取りなら炎月CT、巻き心地ならオシアコンクエストCTです。

紅牙X IC炎月CT 150HGオシアコンクエストCT 200PG
価格(実売)1.1〜1.2万円2.2〜2.5万円5.4〜5.5万円
ギア比4.9(PG)7.8(HG)5.5(PG)
自重240g250g300g
カウンターICLED(速度表示付き)デジタル
フォールレバー
ハンドルダブルシングル(交換可)ダブル
コスパ★★★★★★★★★☆★★★☆☆
等速巻き安定性★★★★☆★★★☆☆★★★★★

3台ともカウンター付きという土台は共通です。差が出るのはフォールレバーの有無・巻き心地・価格の3点だけです。釣れる釣れないの差ではなく、底取りの楽さと再現の精度の差と理解してください。

1位【エントリー】ダイワ 紅牙X IC

1万円台でICカウンター+ダブルハンドル。タイラバ入門のコスパ最強リールです。

ダイワのタイラバ入門機です。ICカウンター搭載で水深がリアルタイムに把握でき、100mmダブルハンドルが標準装備で等速巻きの安定性も確保しています。スーパーメタルフレームで1万円台とは思えない剛性感があります。

項目スペック
ギア比4.9:1(ローギア)
自重240g
最大ドラグ5.0kg
糸巻量PE 0.8号-300m / 1.0号-200m
ハンドル100mmダブルハンドル(EVA)
カウンターICカウンター(水深表示)
フォールレバーなし
実売価格約1.1〜1.2万円

この1台のUSP(他にない強み): 実売1.1〜1.2万円という最安クラスで「ICカウンター」と「100mmダブルハンドル」を標準装備した点が独自です。同価格帯はカウンター付きでもシングルハンドルが多く、等速巻きの安定でひと工夫が要ります。紅牙X ICは買い足し不要で再現の釣りに必要な要素が最初から揃う、唯一の入門機です。

伊勢湾歴15年のレビュー: 「1万円台でカウンター付き+ダブルハンドルが手に入る時代になった。ローギア(4.9)は一見デメリットに思えるが、タイラバの等速巻きにはむしろ好都合。ゆっくり巻いても回転が安定するので、初心者でも一定速度が出しやすい。フォールレバーはないが、伊勢湾の水深30〜80mなら十分に底を取れる。まず1台買うならこれです。」

2位【ミドル・本命】シマノ 炎月CT 150HG

「フォールレバー付き」が底取り精度を劇的に変える、タイラバの本命リールです。

エントリー機と最も差がつくのがフォールレバーの有無です。炎月CTはワンタッチでフォール速度を調整でき、LEDデジタルカウンターがフォール速度・巻き速度まで表示します。HAGANEボディで剛性と軽さのバランスも優秀です。

項目スペック
ギア比7.8:1(ハイギア)
自重250g
最大ドラグ5.0kg
ハンドルシングルハンドル(ダブルへ交換可能)
カウンターLEDデジタル(水深+フォール/巻き速度)
フォールレバーあり(ワンタッチ調整)
実売価格約2.2〜2.5万円

この1台のUSP(他にない強み): フォールレバーに加え、LEDデジタルカウンターが「フォール速度」と「巻き速度」を数値表示する点が独自です。多くのカウンター機は水深しか出しませんが、炎月CTは前の流しで食った落とし速度・巻き速度をそのまま再現できます。底取りと再現を速度の数値で揃えられる、唯一クラスの本命機です。

伊勢湾歴15年のレビュー: 「紅牙X ICとの最大の違いはフォールレバー。これがあると着底の瞬間がはっきりわかるようになる。LEDカウンターのフォール速度表示も秀逸で、前の流しと同じ速度でヘッドを落とせる。HG(7.8)なので回収も速く、手返しが良い。シングルハンドルが標準だが、ダブルハンドルに交換すれば等速巻きの安定感もさらに上がる。予算が許すなら最初からこれを買うべき。底取り記事と合わせて読めば、このリールの真価が分かります。」

なお、さらに上位の炎月プレミアム(実売2.8〜3.6万円)はマイクロモジュールギア搭載でよりスムーズな巻き心地です。予算に余裕があれば検討してください。

3位【ハイエンド】シマノ オシアコンクエストCT 200PG

「巻き心地に妥協しない」ならこれ以外の選択肢はありません。

シマノのフラッグシップです。マイクロモジュールギアによる超滑らかな巻き心地は、一度使うと他のリールに戻れない中毒性があります。PG(5.5:1)で等速巻きが極めて安定します。300gの重さは手元の安定感に寄与し、大型マダイとのファイトでも余裕があります。

項目スペック
ギア比5.5:1(パワーギア)
自重300g
最大ドラグ7.5kg
ハンドルダブルハンドル
カウンターデジタルカウンター
フォールレバーあり
実売価格約5.4〜5.5万円

この1台のUSP(他にない強み): マイクロモジュールギアの超滑らかな巻き心地と、タイラバ/ジギング兼用できる汎用性を1台に両立した点が独自です。同価格帯はタイラバ専用機が多いなか、ジギングリール記事推薦機の兄弟モデルで2釣種を1台でこなせます。巻きの質と兼用コスパを同時に満たす、最高峰の1台です。

伊勢湾歴15年のレビュー: 「マイクロモジュールギアの巻き心地は別次元。等速巻き中にほんのわずかな負荷変化を感じ取れるので、マダイが追尾してきた気配すら分かる。PGだから等速巻きの速度調整がシビアにならず、初心者でもスムーズに巻ける。ジギングリール記事でも推薦したオシアコンクエストCT 300PGの兄弟モデルで、タイラバ・ジギング兼用ができるのもコスパが良い。『最初から良いものを』と言える唯一のタイラバリールです。」

ジギングとの兼用については「【2026年決定版】ライトジギング最強ベイトリール おすすめ10選!「資産価値」の高い名機はこれだ」の記事もご参照ください。

なぜカウンターなしでは「再現性」がないのか

タイラバのロッドにセッティング後の写真

結論は、タイラバが「再現性の釣り」だからです。安定して釣果を出す人は、全員「再現」ができています。

  1. 水深60mで着底 → 20m巻き上げた地点でアタリ
  2. 次の流しも同じ60mで着底 → 同じ20m地点を重点的に通す
  3. パターンを掴む → 釣果が安定

カウンターなしだと「だいたい20mくらい巻いた気がする」という曖昧な記憶に頼ることになります。再現性がゼロです。カウンター付きリールなら「60m着底→40m表示で食った」と数字で記録でき、次の流しで完全に再現できます。差が1日の釣果で3〜5枚になります。底取りと再現性のテクニックは【2026年最新】タイラバ 底取りのコツ|伊勢湾15年経験者が完全解説の記事で詳しく解説しています。

⑤【fisheaterlab 流】釣った後〜食べるまで

タイラバで釣ったマダイをサイカが自宅でさばく様子

等速巻きが安定するリールで釣果が増えれば、食べられるマダイも増えます。良いリールへの投資は釣る楽しさと食べる喜びの両方に返ってきます。マダイは血抜き・神経締め・熟成を正しくやれば、釣りたてより美味しくなります。

STEP 1:釣れたら即、脳締め+エラから動脈を切断して血を抜く STEP 2:締めて血を抜いたマダイは、海水氷(潮氷)に浸けて冷やす。魚体に氷が直接当たって問題ありません。芯まで急速に冷やすことが最重要です STEP 3:持ち帰ったら5〜7日の熟成で旨味を引き出す

伊勢湾15年の経験でも、締めて血を抜いた後に海水氷(潮氷)へ浸けて芯まで急速に冷やすことが、釣りたてより美味しく食べる最重要ポイントです。詳しい手順は【2026年保存版】タイラバで釣ったマダイの締め方・血抜き・熟成まで完全解説!をご覧ください。

よくある質問

カウンターなしの安いリールではダメですか?

おすすめしません。タイラバは数字でレンジを再現する釣りで、カウンターなしだと釣れたパターンを繰り返せず上達が遅れます。

フォールレバーは初心者に必要ですか?

必須ではありませんが、あると着底が劇的にわかりやすくなります。底取りに不安がある初心者ほど効果を実感しやすい機能です。また、タイラバのフォールを遅くしてフォールのあたりを取ることもできるようになります。

ギア比はHGとPGどちらを選べばいいですか?

 伊勢湾の水深30〜80mならどちらでも釣れます。等速巻きの安定を重視するならPG、手返しを重視するならHGです。

タイラバとジギングでリールは兼用できますか?

オシアコンクエストCT 200PGはスーパーライトジギング兼用が可能です。1台で両方やりたい方には結果的にコスパが良い選択です。ただブリなどはドラグ不足になりかねないので注意が必要。

ハンドルはシングルとダブルどちらがいいですか?

タイラバは等速巻きが命なので、回転が安定するダブルハンドルが有利です。

紅牙X ICから買い替えるなら何が決め手ですか?

着底が取りにくい・落とし速度を揃えたいと感じたらフォールレバー機への合図です。シマノ派なら炎月CT 150HG、巻き心地最優先なら予算次第でオシアコンクエストCT 200PGへ。

ローギアの紅牙X ICで回収が遅くて不便ではないですか?

回収はHG機より遅いですが、等速巻きの安定はローギアの利点です。手返しを優先したい方はHGの炎月CT 150HGが向いています。

まとめ:タイラバリール選び 3つの鉄則

タイラバで釣ったマダイがたくさん並んでいる画像

リール選びは「カウンター・フォールレバー・予算」の3点で決まります。

鉄則内容
1カウンター付きは必須(再現性のない釣りは上達しない)
2フォールレバーがあると底取り精度が劇的に向上(予算が許すなら炎月CT以上)
3予算で選ぶ:入門は紅牙X IC、本命は炎月CT、巻き心地はオシアコンクエストCT

まず紅牙X ICを1台手に入れて、次の釣行でカウンター付きの世界を体感すること。数字で再現できる釣りに変わった瞬間、釣果は一気に安定します。釣って、食べるまでがジギングです。

カウンターで再現して釣ったマダイを、釣りたてより美味しい一皿に。→ 【2026年保存版】タイラバで釣ったマダイの締め方・血抜き・熟成まで完全解説!

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