「タチウオジギングを始めたいけどリールの種類が多すぎて選べない」「カウンター付きって必要なの?」——リール選びで悩む方が続出するタチウオジギング。初心者にとって最初の壁がこのリール選びです。

タチウオジギングでは「タナ(魚のいる水深)をピンポイントで攻め続けること」が釣果に直結します。そのためにはカウンター付きのベイトリールが圧倒的に有利で、選ぶリール次第で釣果が2倍以上変わることも珍しくありません。

この記事では伊勢湾でジギング歴15年の経験をもとに、コスパ最強の入門モデルから憧れのハイエンドモデル、ステップアップに最適な中位モデルまで7機種を厳選しました。「代用リールで最初は乗り切れるか?」という疑問にも正直に答えます。

この記事でわかること
  • コスパ重視・入門なら第1〜3位(バルケッタBB 150/151 / LIGHT SW X IC / フネXT)
  • ハイエンド上位なら第4〜5位(オシアコンクエストCT / ソルティガIC)
  • 中位ミドルなら第6〜7位(グラップラープレミアム / ティエラA IC)
  • 選び方の軸=①カウンター付きが有利 ②ハイギア(HG) ③PE1号200m以上 ④番手150〜200番

✅ 結論:迷ったら第1位【コスパ入門】シマノ バルケッタBB 150/151。カウンター付きで伊勢湾タチウオに最適。

タチウオジギングリールの選び方|4つのポイントだけ押さえれば迷わない

ベイトリールが船上でロッドキーパーに刺さっている写真

ポイント①:カウンター(IC)機能付きが圧倒的に有利

タチウオジギングでは船長が「タナは底から30〜40m」のように具体的な水深を指示します。カウンター付きリールがあれば数字で即座に把握でき、ヒットしたレンジを正確に再現できます。

逆にカウンターなしの場合、PEラインのカラーマーカーで水深を把握する必要があり、初心者には難しいです。タチウオジギングを始めるなら、最初からカウンター付きを選ぶことを強くすすめます。

💡 フォールレバーとは?

一部のリールに搭載された「フォール中のラインの出るスピードを調整するレバー」です。

タチウオはフォール中にアタックしてくることが非常に多い魚。フォールスピードを遅くすることで食いつきやすくなります。

中位・上位モデルに搭載されており、タチウオジギングの釣果に直結する機能です。

ポイント②:ギア比はハイギア(HG)が最もオールラウンドに使いやすい

タチウオジギングのギア比の考え方を整理します。

ギア比特徴おすすめシチュエーション
PG/P(パワーギア)トルクが強く巻きが重くならない深場・じっくり誘いたい時・ドラゴン級狙い
HG/H(ハイギア)回収が速く糸ふけが取りやすいタチウオの「食い上げ」にも対応・万能
XG(エクストラハイギア)最高速で回収・テンポよく探れる浅場・アクティブに誘いたい時

最初の1台に選ぶなら「HG(ハイギア)」が最もオールウンドです。タチウオはジグを食いついたまま上に走る「食い上げ」が多く、素早い巻き取りができるHGが有利な場面が多いです。

ポイント③:PE1号が200m以上巻けるラインキャパシティ

伊勢湾の主戦場は水深30〜80m。ただしタチウオの鋭い歯でラインを切られる「高切れ」が多い釣りで、予備を考えると200m以上は必要です。PE0.8〜1号が200〜300m巻けるモデルを基準に選んでください。

伊勢湾はPE1号が標準。東京湾のように0.8号以下まで細くする必要は通常ありません。

ポイント④:番手(サイズ)は150〜200番が伊勢湾の基準

リールのサイズ(番手)は150〜200番が伊勢湾タチウオジギングのスタンダードです。この番手はタイラバ・イカメタル・SLJにも流用できるので、1台で複数魚種をカバーできる汎用性があります。

タチウオジギングリールおすすめ7選【2026年最新】

新鮮なタチウオをたくさん釣ってクーラーボックスに入れている写真

ランキングの構成について

1〜3位:コスパ重視の入門モデル(まず最初に選ぶべき1台)

4〜5位:各メーカー最高峰のハイエンドモデル(カウンター機能の頂点)

6〜7位:長く使えるミドルクラス(フォールレバー搭載・ステップアップに最適)

第1位  【コスパ入門】 シマノ|バルケッタBB 150/151

タチウオジギング入門リールの定番中の定番・最初の1台はこれで間違いなし

実売価格帯:1万2千〜1万5千円前後 / PE1号-200m / HGまたはPG選択可

  • シマノのカウンターリールのエントリーモデルとして圧倒的な人気。コスト・性能・信頼性のバランスが最高。
  • バックライト付きの大型液晶カウンターで視認性が高く、夜明け前や薄暮の時間帯でもタナが一目でわかる。
  • 自分でボタン電池交換ができる設計で、釣り場でバッテリーが切れても対応可能。
  • コンパクトなボディでパーミング(リールを握り込む動作)しやすく、長時間の釣りでも手が疲れにくい。
  • 150番(右巻き)と151番(左巻き)がある。迷ったらHG(ハイギア)モデルを選ぶのがおすすめ。

第2位  【コスパ入門】 ダイワ|LIGHT SW X IC 150

コンパクト設計で女性・手の小さい方にもフィット・ダイワのコスパ入門機

実売価格帯:1万3千〜1万6千円前後 / PE1号-200m / HG

  • ダイワの入門カウンターリールで、スーパーメタルフレーム(アルミ製)採用で剛性が高く、価格以上の作りを持つ。
  • ICカウンターが10cm単位で水深を表示。タナを細かく把握したい場面で実力を発揮する。
  • ボディがコンパクトで軽量なため、女性や手の小さい方にも握りやすい設計。
  • 浅溝スプールでPE1号が200m巻けるラインキャパ。伊勢湾の水深には十分対応できる。
  • シマノ・バルケッタBBと迷ったら使い慣れたメーカーで選んでOK。どちらも同等のコスパ。

第3位  【コスパ入門】 ダイワ|フネXT 150H

ドラゴン級の大型タチウオにも対応する剛性重視のコスパモデル

実売価格帯:1万〜1万3千円前後 / PE1号-200m / HG

  • メタルフレームとアルミスプール採用で高剛性。不意の大型タチウオ(F6超・ドラゴン級)が掛かっても力強い巻き上げが可能。
  • 操作がシンプルで初心者にも直感的に使いやすい設計。ボタンの数が少なく迷わない。
  • タチウオだけでなく、タイラバ・イカメタル・青物ジギングの入門機としても使い回しやすい汎用性が魅力。
  • 1〜3位の中で最もボディの剛性が高く「とにかく壊れにくい丈夫なリールが欲しい」方に向いている。

第4位  【ハイエンド上位】 シマノ|オシアコンクエストCT 200PG/200HG

ジギンガーの憧れ「オシコン」にカウンター+フォールレバー搭載の最高峰

実売価格帯:5〜7万円前後 / PE1号-300m / PG・HG選択可

  • シマノのジギングリールの最高峰「オシアコンクエスト」にカウンターとフォールレバーが搭載された最強モデル。
  • フォールレバーでジグのフォールスピードを無段階調整できるため、タチウオのフォールバイトを誘発しやすい。タチウオジギングで最も重要な機能のひとつ。
  • HAGANEボディ+マイクロモジュールギア搭載で、シルキーな巻き心地が長期間維持される。一度使うと他のリールに戻れない。
  • 伊勢湾でも「オシコン使ってる」というアングラーが多く、実績・信頼性ともに最高峰。
  • PGは深場をじっくり探るタチウオ狙い向け、HGは汎用性重視のアングラー向け。

第5位  【ハイエンド上位】 ダイワ|ソルティガ IC 100

ダイワ最高峰の丸型ICリール・ハイパードライブデザインで初期回転が永遠に続く

実売価格帯:5〜7万円前後 / PE1号-200m / HG・PG選択可

  • ダイワのフラッグシップ「ソルティガ」にICカウンターが搭載された最高峰モデル。
  • ハイパードライブデザインによる滑らかな初期回転がいつまでも続き、巻き始めの軽さがタチウオの繊細なアタリを手元に伝える。
  • 10mごとにアラームが鳴るデプスアラーム機能搭載で、画面を見ずともレンジの把握が可能。
  • マグシールドボールベアリング採用で海水侵入を防ぎ、長期間メンテナンス不要の耐久性を誇る。
  • 100番はコンパクト&軽量で伊勢湾の水深に最適。200m以上の深場を攻めるなら300番を検討。

第6位  【中位ミドル】 シマノ|グラップラープレミアム 150XG

フォールレバー搭載のミドルクラス・上位機能を2〜3万円台で体験できる

実売価格帯:2万5千〜3万5千円前後 / PE0.8号-300m / XG

  • 上位機種のオシアコンクエストCTと同じ「フォールレバー」を搭載しながら、価格を大幅に抑えた実戦的なミドルクラス。
  • XG(エクストラハイギア)仕様でハンドル1回転の巻き取り量が多く、テンポよくタナを探れる。
  • カウンターにフォールスピードと巻き上げスピードも表示され、タチウオのヒットパターンを数字で再現できる。
  • 「フォールレバーを試してみたいけどオシコンは高すぎる」という方への最適解。
  • エントリーモデルから最初のステップアップとして最もおすすめできるモデル。

第7位  【中位ミドル】 ダイワ|ティエラ A IC 150-DH

ダブルハンドル標準装備で巻き安定感が抜群・深場攻略も楽なミドルクラス

実売価格帯:2万5千〜3万円前後 / PE1号-200m / HG・DH仕様

  • アルミ製フレームによる高剛性と滑らかなドラグ性能を持ち、細いPEラインでも安心してやり取りができる。
  • 130mmの長いダブルハンドル(DH)が標準装備されており、巻き上げの安定感と力強さが段違い。
  • 電子ドラグサウンド搭載で、ドラグの強さを音で確認でき、設定を直感的に調整できる。
  • タチウオジギングのほか、タイラバ・イカメタルにも使いやすい汎用性の高さが魅力。
  • 「ダイワ派でミドルクラスを探している」方に最もおすすめできるモデル。

カウンターなし・タイラバリールでの代用は「あり」か「なし」か?正直に答えます

タチウオがざるに乗せられている画像

「すでにタイラバリールやジギングリールを持っている」「最初から専用機を買う予算がない」という方への正直な回答です。

結論:代用は可能。でも最初からカウンター付きを買う方が絶対に正解

タイラバ用ベイトリール(150〜200番)は代用できる。ただしカウンターなしはタナ管理が難しい

PEラインの5色カラーマーカーを使えばカウンターなしでもタナを把握できる

ただし「同じタナを正確に繰り返す再現性」はカウンター付きに大きく劣る

代用できるリールの条件

  • タイラバ用ベイトリール(◎おすすめ):150〜200番でPE1号が200m巻けるモデルなら十分戦える。シマノ タイラバ専用機やダイワ ティエラなど。ただしカウンターなしモデルが多いため、タナ管理がやや難しくなる。
  • ライトジギング用ベイトリール(○可):同番手・同ラインキャパのモデルなら問題なく使える。タチウオ後にブリ・サワラも狙いたい方には汎用性が高い。
  • カウンターなしリール(△条件付き):PEラインの10m毎カラーマーカーでタナを把握すれば対応可能。ただし再現性が下がり、釣果に差が出ることが多い。
  • スピニングリール(×非推奨):フォール中のアタリが取りにくく、タナ管理も困難。船宿によってはスピニング禁止のところもあるため使用前に確認が必要。

タチウオジギングにハマったら、迷わずカウンター付きベイトリールへの移行をすすめます。釣果が体感で変わります。

→ 詳しくはこちら:【ベイトリール10選】伊勢湾ライトジギング対応モデル

釣ったタチウオを最高の状態で持ち帰る|締め方と食べ方

タチウオの寿司の写真

「釣って、食べるまでがジギング」——新鮮なタチウオは処理次第で食卓での味が劇的に変わります。

船上での締め方・血抜き(3ステップ)

タチウオはフィッシュグリップで必ず保持してから作業してください。歯がカミソリのように鋭く、素手で触ると即流血します。プライヤーで針を外す際も要注意です。

  1. エラの膜をハサミで切り、海水を入れたバケツで血を抜く。タチウオは青物ほど血が多くないので1〜2分で完了。
  2. 血が出なくなったらビニール袋に入れてクーラーへ。ウロコがなく身が薄いため、氷に直接触れると氷焼けしやすい。
  3. クーラーボックスはしっかり冷やした海水氷で保冷。鮮度を保ったまま帰宅する。

おすすめの食べ方:炙り刺身が別格の旨さ

新鮮なタチウオは皮目に独特の脂があります。三枚におろして皮付きのままバーナーで炙った「炙り刺身」は、香ばしさと脂の甘みが口の中に広がる絶品。スーパーで売っている切り身とは全く別物の味になります。

冷蔵庫で2〜3日熟成させると旨味がさらに増します。塩焼き・ムニエル・天ぷら・フライ・アラ汁と、何にしても美味しい魚です。

まとめ|タチウオジギングリールの選び方を3行で

まずは「バルケッタBB 150」か「LIGHT SW X IC 150」のコスパ入門モデルを選んでください。1万円台でタチウオジギングに必要なカウンター機能が全部揃っています。

タチウオジギングにハマったら「グラップラープレミアム」か「ティエラA IC」へのステップアップが自然な次のステップ。さらに極めたいなら「オシアコンクエストCT」か「ソルティガIC」のハイエンドへ。

代用リールを持っているなら一度試してみるのもあり。ただしカウンター付きに変えた途端に釣果が変わる体験をする方が多いです。

ポイント内容
①カウンターカウンター付きが圧倒的有利。タナの再現性が別次元になる
②ギア比最初の1台はHG(ハイギア)が最も汎用性が高い
③ラインキャパPE1号が200m以上巻けるモデルを選ぶ
④番手150〜200番が伊勢湾の標準。タイラバ・イカメタルにも兼用できる
⑤最初の1台バルケッタBB 150 か LIGHT SW X IC 150 で間違いなし
⑥代用の可否タイラバ用ベイトリールは条件付きでOK。でも専用カウンター機が正解