- 種類が多すぎて、どれを選べばいい?
- 選ぶ基準(長さ・硬さ)がわからない
- 高い竿じゃないとダメ?コスパのいい1本は?
- リールとの相性ってどう考える?
ジギングロッドは「長さ・硬さ・バランス」の3つを外さなければ、どのメーカーでも失敗しません。
伊勢湾ジギング歴15年のアングラーが、失敗しない3つの基準とおすすめ18本を、最初の1本目線で解説します。
- 失敗しない3つの基準(適合ジグ180gをカバー/長さ6フィート3インチ前後/自重130g以下)
- ベイト9本・スピニング9本、あわせて18本の比較。すべてメーカー公式で照合しています
- 同じシリーズでもベイトとスピニングで穂先の設計が違う理由と、その選び分け
- 仕舞寸法つきの比較表。買ってから「車に積めない」を防げます
- 適合の上限ギリギリで使ってはいけない理由
- 迷ったときは、まず結論の3本を見てください。
【結論】ジギングロッドおすすめ|迷わない最初の3本

「ランキング9選と言われても、全部見るのが面倒くさい…」 「結局、初心者の自分はどれを買えば失敗しないの?」
そんな忙しいあなたのために、数あるロッドの中から「これを買っておけば絶対に後悔しない3本」を先にピックアップしました。
自分の財布と相談して、この3つの中から選んでみてください。それだけで、あなたのロッド選びは90点以上確定です。
① とにかく安く、でも「使える」竿が欲しいなら
メジャークラフト ソルパラ ライトジギング SPJLJ-B64M
いちばん安く180gのジグを操作できる1本です。
- メリット:しゃくりやすい中弾性カーボンに、バット部だけ肉厚にして不意の大物に備えた設計です。ブリクラスとのファイトが可能。
- ここが買い!:最初の1本で、まだ続けるか分からない人。ここから始めて不足を感じたら、そのとき上げれば十分です。
② 中級者の性能を、無理なく手に入れたいなら
シマノ グラップラーBB タイプLJ B63-3
60gから200gまでを1本でカバーします。この幅は、おすすめ18本の中でこれだけです
- メリット:ハイパワーXがネジレを抑え、曲がりの方向をコントロールします。潮が速い日に210gを落としたくなっても、この竿なら受けられます。
- ここが買い!:伊勢湾で「今日は重くしてください」と言われる日を経験した人。上限の余裕が、そのまま釣りの幅になります。
③ 一日しゃくっても疲れない竿がいいなら
シマノ ゲーム タイプLJ B63-3
18本で最軽量のベイトロッドです。自重112g。
- メリット:スパイラルXコアで細身のまま強度を出し、曲がりの支点を手元側へ寄せています。アングラーの負荷と疲労を軽減
- ここが買い!:朝から夕方まで船に乗る人。軽さは1日中しゃくる釣りでは重要な要素。
失敗しないロッド選び「3つの基準」

伊勢湾のジギングは、水深30〜100m前後で、ブリ・ワラサ・サワラを狙います。この条件で外さないための基準が3つあります。
基準① 適合ジグが180gをカバーしていること
伊勢湾では180g前後のジグを使う日がいちばん多くなります。船長から「今日は180gで」と指示が出ることもあります。
具体的には、シマノなら「-3」、ダイワなら「XXH」、メジャークラフトなら「M」です。同じシリーズでも、ひとつ番手を上げるだけで届きます。ブランドを替える必要はありません。
基準② 長さは6フィート3インチ前後
18本中16本が6’2″〜6’4″に収まっています。長すぎると船上で取り回しが悪く、短すぎると魚の突っ込みを吸収できません。ここは各社ほぼ答えが出ています。
基準③ 自重は130g以下を目安に
ジギングは一日中しゃくり続けます。110gと180gでは、夕方の疲れ方がまったく違います。
ただし重い=悪いではありません。ヤマガブランクスのギャラハドは188gありますが、これはPE3号クラスだからです。太いラインで大物と真っ向勝負するための重さで、他の竿とは土俵が違います。
そして、ベイトかスピニングかは最後に決めてください。
先に予算とシリーズを決めて、そのシリーズの中でベイトとスピニングを選ぶ。この順番のほうが失敗しません。理由は記事の後半で説明します。
ベイトロッド おすすめ9選
伊勢湾のジギングは、船を潮に流しながら真下を狙う釣りが中心です。この形ではベイトが有利になります。着底が分かりやすく、糸の出方を親指で止められるからです。
第1位:メジャークラフト ソルパラ ライトジギング SPJLJ-B64M
180gをカバーする竿で、いちばん手が届きやすい1本です。
- メリット:しゃくりやすい中弾性カーボンをメインに使いながら、バット部だけ肉厚にしています。曲げて取るライトジギング設計。
- ここが買い!:まず1本ほしい人。ガイドは富士工業製のKガイドなので、糸絡みで一日を潰すこともありません。
車に積めるか不安なら、同じ価格で2ピースのSPJLJ-B642Mもあります。
第2位:メジャークラフト ジャイアントキリング1G LJ GK1LJ-B63M
魚とのやり取りそのものを楽しみたい人向けの1本です。
- メリット:張りをあえて抑えた「ローレスポンス」設計です。不意な大型青物とのファイトでも、魚に主導権を与えることなく楽しめる
- ここが買い!:激しいジグの動きに反応しない日があります。そういう日に、この柔らかさが効きます。
第3位:ダイワ アウトレイジ XV LJ 63XXHB
80〜200gまで一本でこなせて、価格は据え置きという1本です。
- メリット:BRAIDING Xでバット部のネジレを抑えているので、細身のまま強度が出ます。持ち重り感が少ないのはこのためです。
- ここが買い!:全6品番が同じ価格帯なので、番手選びで悩んで損をしません。ロッドカバーも付いてきます。
第4位:シマノ グラップラーBB タイプLJ B63-3
60gから200gまでを1本でカバーします。この幅は、おすすめ18本の中でこれだけです
- メリット:ハイパワーXがネジレを抑え込み、ロッドの曲がりが釣り人の意図する方向性を保持します。狙ったところでジグが跳ねます。
- ここが買い!:潮が速い日に「重くしてください」と言われることがあります。上限の余裕が、そのまま釣りの幅になります。
2ピースで仕舞145.6cm。持ち運びも無理がありません。
第5位:天龍 ホライゾン LJ HLJ622B-FML
食い込みで獲るタイプの、伊勢湾向きの1本です。
- メリット:穂先にグラスチューブラを使っていて、違和感を与えず僅かなバイトも逃さない。バット部にはカーボンナノチューブが入り、ライトタックルの域を超えた粘りが出ます。
- ここが買い!:浅場から深場まで幅広く対応するオールラウンダーです。リールシートの西陣織は、持っていて気分の上がる部分でもあります。
第6位:シマノ ゲーム タイプLJ B63-3
18本で最軽量のベイトです。自重112g。
- メリット:スパイラルXコアで細身のまま強度を出しています。曲がりの支点が手元側にあるので、アングラーの負荷と疲労を軽減
- ここが買い!:一日しゃくる人。さらに、ファイト中は全身がじわじわ曲がって魚にプレッシャーを与え続けるので、バラシとラインブレイクが減ります。
第7位:ヤマガブランクス ギャラハド 623B
PE3号対応の竿で大物とのやりとりも安心。
- メリット:他が2号までのところ、これはMAX3号。ブリ・ヒラマサ・カンパチをテクニカルに狙っていける一本。
- ここが買い!:ラインを太くして、大物と真っ向勝負したい人。スローからハイピッチまで、ジャークの幅も広く取れます。
自重188gは18本でいちばん重いです。ただしこれは太いラインで戦うための重さで、他の竿とは土俵が違います。
第8位:シマノ オシアジガー LJ B63-3
手元に伝わる情報量が、はっきり変わる1本です。
- メリット:リアグリップを中空のカーボン一体成型にした「カーボンモノコックグリップ」を積んでいます。軽いのに振動がよく伝わるので、アタリの感知からアワセまでが速くなります。
- ここが買い!:ブランクを徹底的に細くして全身で曲がるよう作られているため、少ない力でジグを効率よく操作できる竿です。
リールシートは段差をなくしたシームレス設計。握り込んだときの一体感が違います。
第9位:ダイワ ソルティガ LJ 63XXHB
伊勢湾の冬ブリを、正面から獲りにいく1本です。
- メリット:ガイドがAGS(カーボンフレーム)で、チタンの約3倍の剛性があります。ラインの信号を吸収せずそのまま伝えるので、終日しゃくっても集中力が切れません。
- ここが買い!:10kgクラスがヒットしても、そのタフなブランクはしっかりと魚を寄せることが可能。伊勢湾の冬ブリは、まさにその重さです。
早潮でもドテラ流しでも対応します。ただし1ピース・仕舞191cmなので、買う前に車を測ってください。
スピニングロッド おすすめ9選
ナブラが出たとき、浅場を広く探りたいとき、キャストして斜めに引きたいとき。こういう場面ではスピニングが強くなります。
同じシリーズでも、ベイトとスピニングで穂先の設計を変えているメーカーがあります。番手が同じでも、狙っているものは別物です。
第1位:メジャークラフト ソルパラ ライトジギング SPJLJ-S64M
18本で最軽量クラス。自重106gで1万円台前半です。
- メリット:ベイトと同じく、バット部を肉厚にして不意の大物に備えています。ブリクラスの大型青物とのスリリングなファイトも可能。
- ここが買い!:サワラのブレードジギングにも使えます。伊勢湾で秋に出番の多い釣り方です。
第2位:メジャークラフト ジャイアントキリング1G LJ GK1LJ-S63M
こちらも106g。同じ軽さで、性格が違います。
- メリット:ベイトが「柔らかさ」だったのに対し、スピニングは張りのあるバットパワーです。狙い通りにジグを動かして魚を誘うテクニカルなジギングにも対応
- ここが買い!:ジグを自分で動かしたい人。同じシリーズでベイトと性格を分けているので、選ぶ意味があります。
第3位:ダイワ アウトレイジ XV LJ 63XXHS
80〜200g対応で129g。キャストして広く探る人向けです。
- メリット :キャストからの斜め引きや早巻きに最適。BRAIDING Xで細身のまま強度を確保しているのはベイトと同じです。
- ここが買い!:ナブラ撃ちの機会が多い人。ベイトと同じ価格なので、両方揃えるという選び方もできます。
第4位:シマノ グラップラーBB タイプLJ S63-3
50〜180gをきっちりカバーする、価格の割に隙のない1本です。
- メリット:ハイパワーXで曲がりの方向をコントロールします。激しいジャークにも大物とのファイトにも対応します。
- ここが買い!:2ピースで仕舞145.6cm。まず1本スピニングを持っておきたい人に無理がありません。
適合は50〜180gです。
第5位:天龍 ホライゾン LJ HLJ622S-ML
2ピースの竿の中では、いちばん短くたためます。仕舞137.5cm。
- メリット:ベイトがグラスチューブラの食い込み重視だったのに対し、こちらはカーボンチューブラでシャープな操作性重視。スピード感のある早いピッチでの回遊魚狙いに。
- ここが買い!:やや長めのリアグリップがストレートポンピングを楽にしてくれるので、不意の大物にも対処できます。
同じ「80-200g」でも、ベイトとは狙いが違う竿です。
第6位:シマノ ゲーム タイプLJ S63-2
すべてはジャークのために作られたシリーズです。
- メリット:楽さと反発力のバランスを取ったブランクに、グリップ前後まで曲がるテーパー。ファイト中も全身がじわじわ曲がってプレッシャーを与え続けるので、バラシが減ります。
- ここが買い!:ジグを思い通りに動かすことに価値を感じる人。ワンピッチでスライドもフォールも作り分けられます。
カタログの適合は160gまでですが、シマノ・ダイワのロッドは表記より重いジグも操作できます。このシリーズはスピニングの3番がないため、180gを使うならこの番手になります。
第7位:ヤマガブランクス ギャラハド 633S
ベイトと同じく、PE3号クラスのスピニングです。
- メリット:針掛かりしない魚のジグへの纏わり付きを素早く感知し、レスポンス良くテンポを切り替えて食わせのアクションに移行できます。追ってきて食わない魚に、もう一手打てます。
- ここが買い!:近海のタフな状況を幅広く攻略するオールラウンダー。推奨リールは5000〜6000番です。
自重178g。太いラインで戦うための重さです。
第8位:シマノ オシアジガー LJ S62-2/FS
曲げて獲る、フルソリッドのスピニングです。
- メリット:ハイパワーXフルソリッド構造とタフテック∞で、フルソリッド特有のブレとパワーロスを抑えています。全身を曲げ込むほど粘りが出る設計です。
- ここが買い!:ファイトそのものを楽しみたい人。カーボンモノコックグリップとXガイドも積んでいます。
このシリーズのスピニングはフルソリッドの2機種だけです。適合は160gまでですが、シマノ・ダイワのロッドは表記より重いジグも操作できます。
第9位:ダイワ ソルティガ LJ 62XXHS TG
全身フルソリッドの、ブチ曲げ仕様です。
- メリット:メガトップのフルソリッドブランクで、細身ブランクからは想像できないほどの大物と真っ向勝負できる。ソリッドのしなやかさがバラシも減らします。
- ここが買い!:80〜200g対応のハイパワースピニング。大型魚との相性がよく、強気のファイトができます。
ガイドはベイトと同じAGS。ただし1ピース・仕舞188cmです。
ランキングのロッドのスペックまとめ
| シリーズ | ベイト | スピニング | 適合ジグ | 自重(B/S) | 仕舞 |
|---|---|---|---|---|---|
| ソルパラ LJ | SPJLJ-B64M | SPJLJ-S64M | 60-180g | 123 / 106g | グリップ脱着式 |
| ジャイアントキリング1G LJ | GK1LJ-B63M | GK1LJ-S63M | 60-180g | 118 / 106g | グリップ脱着式 |
| アウトレイジ XV LJ | LJ63XXHB | LJ63XXHS | 80-200g | 144 / 129g | 145cm |
| グラップラーBB タイプLJ | B63-3 | S63-3 | B:60-200g / S:50-180g | 123 / 130g | 145.6cm |
| ホライゾン LJ | HLJ622B-FML | HLJ622S-ML | 80-200g | 122 / 126g | 137.5〜140cm |
| ゲーム タイプLJ | B63-3 | S63-2 | B:60-180g / S:40-160g | 112 / 122g | 145cm |
| ギャラハド | 623B | 633S | B:MAX200g / S:MAX180g | 188 / 178g | 1ピース |
| オシアジガー LJ | B63-3 | S62-2/FS | B:60-180g / S:40-160g | 117 / 120g | 145.8cm |
| ソルティガ LJ | 63XXHB | 62XXHS TG | 80-200g | 132 / 140g | 1ピース(191cm) |
仕舞寸法が長いものは、車の後部座席を倒す必要があります。
ソルティガLJとギャラハドは1ピースなので、買う前にトランクを測ってください。
ベイトとスピニング、伊勢湾ではどちらを選ぶか
先に結論を書きます。バーチカル(真下に落とす)が中心ならベイト、キャストして広く探るならスピニングです。
伊勢湾の乗合船は、船を潮に流しながら真下を狙う釣りが多くなります。この形ならベイトが有利です。着底が分かりやすく、糸の出方を親指で止められます。
一方で、ナブラが出たときや、浅場を広く探る日はスピニングが強くなります。ダイワも、スピニングモデルを「キャストからの斜め引きや早巻きに最適」と説明しています。
面白いのは、同じシリーズでも設計が違うことです。天龍のホライゾンLJは、ベイトがグラスチューブラの穂先で食い込み重視、スピニングはカーボンチューブラでシャープな操作性重視。同じ「80-200g」でも、狙っているものが違います。
はじめの1本なら、ベイトを勧めます。ただし「絶対にベイト」ではありません。すでにスピニングのリールを持っているなら、そこから始めて構いません。
くわしくは、こちらで整理しています。
最後に:ロッドとリールは「一心同体」。最高のバランスで挑もう

お気に入りの一本は見つかりましたか?
今回ご紹介したロッドたちは、単なる「魚を釣る棒」ではありません。水中の情報を手元に伝え、ジグに命を吹き込むための「高性能なバネ」です 。
しかし、どんなに良いロッドを選んでも、その性能を100%引き出すには、対となる「リール(エンジン)」の存在が不可欠です。
ロッドとリールのバランスが整った時、今まで「重い、疲れる」と感じていたジギングは、魚との「対話」へと変わります 。
「このロッドには、どのリールを合わせればいいの?」 「せっかくロッドを新調するなら、リールも妥協したくない」
そう思った方は、ぜひ以下の記事をチェックしてください。あなたの新しいロッドの相棒となる、「間違いのないリール」を厳選して紹介しています。
ロッドの長さと硬さをもう少し詳しく知りたい方は伊勢湾ジギングのロッドの長さと硬さの選び方を、9本から選ぶのが大変という方は正直これだけでいい!ジギングロッド初心者の1本もご覧ください。
