あの、リールを買おうと思ってるんですけど、最後に一つだけ決められないことがあって…。 「右ハンドル」と「左ハンドル」、正直どっちを買えばいいんですか?

これ、実はジギング界で最も意見が割れる「永遠のテーマ」なんですよね。 釣具屋の店員さんによっても言うことが違うので、迷うのも無理はありません。

そうなんです!「力が入るから右だ」と言う人もいれば、「操作しやすいから左だ」と言う人もいて…。結局、初心者はどっちを選べば失敗しないんですか?

15年やってきた私の結論をお伝えします。 もしあなたが右利きなら、最初は「左ハンドル(=右手で竿を持つ)」を選ぶのが、上達への近道です。 なぜ「左」なのか?その明確な理由と、逆に「右」を選ぶべきケースについて解説します。

結論:右利きなら、まずは「左ハンドル」をおすすめする3つの理由

多くの初心者が「利き手でハンドルを回したい(=右巻き)」と考えがちですが、現代のジギングにおいては、利き手(右手)でロッドを持つ「左ハンドル」スタイルに分があります。

1.「ロッドワーク」のリズムが取りやすい


ジギングの基本動作「ワンピッチジャーク」を思い出してください。 一番繊細な動きを求められるのは、ハンドルを回す手ではなく、ロッドをしゃくる手です。

  • 右手(利き手)でロッドを持つ場合: 細かいティップ(竿先)の跳ね上げや、ジグの重みを感じ取る作業を、器用 
    な利き手で行えます。
  • 左手(逆の手)でロッドを持つ場合: 慣れていないと、しゃくるリズムがぎこちなくなり、ジグが綺麗に動きません。

初心者が最初にぶつかる「しゃくりの壁」を越えるためには、利き手でロッドを持てる左ハンドルが有利なのです。

2.着底からの「立ち上がり」が早い


ベイトリールの最大の武器は「着底感度」です。 左ハンドルの場合、右手でロッド(とリール)を包み込んだまま(パーミングしたまま)、左手で即座にハンドルを回せます。

これが右ハンドルの場合、着底の瞬間に一度持ち替える動作が入ったり、体勢を整えるコンマ数秒のラグが生じがちです。 根掛かりの多い伊勢湾では、この「0.5秒の差」がジグの生存率を分けます。

3.フッキング(合わせ)が力強く決まる

魚が食った瞬間、ガツン!と竿を立てて針を掛ける「フッキング」。 これも、力の入る利き手(右手)でロッドを持っている方が、瞬発的に強い力を伝えられます。 逆の手で竿を持っていると、咄嗟の時に力が入りきらず、バラしてしまう原因になります。

逆に「右ハンドル(利き手巻き)」を選ぶべき人とは?

では、右ハンドルはダメなのか? 決してそうではありません。「リールはエンジン」という視点に立てば、右ハンドルこそ最強の選択肢になります。

  1. 「パワーファイト」重視の人
    深場(水深100m以上)や、ブリ・ヒラマサなどの大型魚とのファイトにおいては、「巻く力(トルク)」が何より重要です。 利き腕でハンドルを握り、ゴリゴリと力強く巻き上げられるのは、間違いなく右ハンドル(利き手巻き)です。 「とにかく大物を力でねじ伏せたい」というスタイルなら、右巻きが正解です。
  2. 繊細な「巻きスピード」を調整したい人
    タチウオジギングなど、ロッドを動かさずに「リールの巻き速度だけ」で誘う場合、利き手の方がデッドスローから早巻きまで、微細なコントロールが効きます。

迷ったらこう選べ!「ハンドル判定チャート」

まだ迷っているあなたのために、一発で決める基準を作りました。

  • 【左ハンドル】を買うべき人(右利きの場合)
    • 初心者〜中級者
    • ワンピッチジャークを練習中
    • テクニカルにジグを動かしたい
    • 根掛かりを減らしたい
  • 【右ハンドル】を買うべき人(右利きの場合)
    • 体力に自信がある・大物狙い
    • バス釣りなどで「右巻き」に慣れきっている
    • 水深100m以深のエリアにも行く予定がある

まとめ:ハンドルが決まれば、あとは「名機」を選ぶだけ

「どっちも一長一短あるけど、とりあえず自分はこっちで行こう!」と決まりましたか?

ハンドルが決まれば、悩みは9割解決したようなものです。 あとは、そのハンドルラインナップがあるリールの中から、ジギングに最適な「剛性」と「資産価値」を持った一台を選ぶだけです。

「左ハンドルを選んだけど、どの機種がいいの?」 「右ハンドルの在庫がある最強リールは?」

そんなあなたのために、左右どちらを選んでも後悔しない、プロ厳選の10台をリストアップしました。